こんにちは!今回はマレーシア第2の都市ジョホールバルから首都クアラルンプールまでマレー鉄道で移動してみましたのでその様子をお伝えしようと思います。
ジョホールバルからクアラルンプールは直通の列車が存在しないので途中、グマスにて乗り換えが必要となります。車内は揺れなども少なく、とても快適な旅ができました。
マレー鉄道の予約や切符の購入については下の記事をご参考ください。
JBセントラル駅
今回の出発駅はジョホールバルの中心駅、JBセントラル駅です。
JBセントラル駅はジョホールバルの入国手続き施設にも直結しており、シンガポールから電車やバスなど陸路で入国し、マレー鉄道に乗り継ぐ方もこちらの駅を利用することになると思います。
こちらのゲートBがマレー鉄道の長距離列車の改札となります。
改札の前には待合場所がありました。待合場所は広く、ベンチがたくさんあったのでで座って待つことができました。
反対側のゲートAはジョホールバルとシンガポールのウッドランズ間を結ぶシャトル列車の改札になっており、こちらは顔認証なども付いたしっかりとしたゲートとなっていました。
朝の通勤時間帯だったということもあり、多くの通勤客がシンガポール方面の列車を利用していました。
駅には切符売り場や自動券売機もありました。私は事前にチケットを購入済みでしたのでこちらでは購入しませんでしたが、座席が売り切れていなければ当日でも切符を買えるようです。
駅構内には売店もありました。また、飲み物や弁当を販売している自動販売機もありました。
改札・乗車
出発時刻の数分前になると改札が始まりました。改札が始まる時間には多くの乗客が待合場所に集まっていましたので改札の前に長い列ができました。改札は係員が紙または電子チケットを目視で確認する形で行われていました。
私も改札の列に並びチケットを確認してもらってホームへと向かいます。
ホームには私がこれから乗車する列車が停車していました。マレー鉄道の中でも非電化区間はKTMインターシティという名前がついており、JBセントラルから乗換駅グマスまではKTMインターシティとなります。列車の先頭には機関車が連結されており、私たちが乗るのは客車です。私の車両は最後尾だったのですが、外観はこのような感じでした。
車内の様子
それでは、乗車していきます。
車内はとても清潔でごみなども全く落ちておらずしっかりと清掃が行われている感じでした。
ただ、注意していただきたいのが座席の向きです。こちらの車両は座席の向きが固定されており、車内の前半分は進行方向を向いており、後ろ半分は逆を向いていました。私は座席の向きについて知らず、後ろ側の座席を予約してしまったため、乗り換えのグマス駅までずっと後ろ向きの座席となってしまいました…
チケットを事前に予約する際には座席の向きにも注意しましょう!
こちらは私が乗った列車に連結されていた食堂車です。奥のカウンターで食べ物や飲み物が販売されていました。
車両にはトイレもしっかりとついており、こちらも特に汚れているということもなくとても綺麗でした。ただし、トイレットペーパーがありませんでしたので注意が必要です。
車窓
車窓ですが変わりゆく街並みが見れるわけでわなく、ただひたすら油ヤシ農園が広がっています。
さすがパーム油生産量世界2位の国ですね。
途中でいくつか駅に停車するのですが駅は写真のように昔からの風情が残る駅が多かったです。
ですが、ほとんどの駅で現在使用されている駅のすぐ近くに新しい駅舎を建設中でした。また、線路も所々で工事がおこなわれていました。
マレー鉄道では電化を進めており、電化工事と並行して駅も新しくしているようです。
現在使用されている昔ながらの車両や駅が使用されるのはあと少しだけかもしれません。昔ながらの電車や駅などに興味のある方はお早めにマレー鉄道に乗ることをお勧めします!
グマス駅
JBセントラル出発から約5時間、途中の乗り換え駅グマスに到着です。
グマス駅の駅舎は2015年から使用されている比較的新しい駅舎で、とても綺麗でした。
乗り換え時間が2時間ほどあったので、駅周辺を散歩してみました。グマスは人口3万人ほどの小さな町ですので、乗換駅にもかかわらず駅周辺はショッピングモールなどはなく、田舎町にある駅という感じでした。飲食チェーンはケンタッキーとピザハットがある程度でした。
駅の周りを散策しているともう1つのグマス駅を見つけました。こちらは今の駅舎が使用開始されるまで使用されていた駅舎で、今は歴史的建造物として保存されていました。案内板などもそのまま残っており、車両も一部展示されていました。入場は無料で出入り自由です。
旧グマス駅舎の中にはカフェがありましたので、利用してみました。写真の飲み物とパンのセットで日本円にすると120円程度でした。味は普通といった感じでしたが、店員が優しい方々で旧駅舎と相まって良い雰囲気のお店でした。
グマス駅出発
いよいよグマス駅出発です。
グマス駅の改札は自動改札になっていました。チケットのQRコードをかざして改札を通過します。
グマス駅からKLセントラル駅までは全線で電化されており車両は日本の特急電車に似ているようなこちらの車両でした。
車両の表面が光を反射しているところを見ると車両がとてもきれいだということがわかります。
こちらが車内の様子です。車内はとても清潔で案内用のモニターなども設置されておりました。
景色は相変わらず油ヤシ農園が続いていきますが、クアラルンプールに近づくにつれ、高層ビルやマンションなどが増えていきました。
グマスからKLセントラルまでは2時間半程度ですので、気づいたときにはKLセントラル駅到着でした。
KLセントラル到着
KLセントラル駅はクアラルンプールの中心駅で、マレー鉄道の他にLRTやモノレールなどにも接続しています。
KLセントラル駅には自動改札機が設置されていますので、チケットのQRコードをかざして改札を出場します。
クアラルンプールの中心駅ということもありとても多くの人がKLセントラル駅を利用していました。
まとめ
今回はマレー鉄道を利用してジョホールバルからクアラルンプールまで移動した際の様子をお伝えしました。
ジョホールバルからクアラルンプールは飛行機を利用すると1時間で移動できますが、鉄道を利用して一日かけて移動するのも沿線の街並みやグマス駅で田舎町の風情を感じられたりと飛行機とは異なった良さがあります。
ジョホールバルからグマス間は電化工事が進んでいるようなので昔ながらの車両に乗れるのも今だけだと思います。
皆さん、ジョホールバル・クアラルンプール間を移動する際は飛行機だけではなく、ぜひマレー鉄道も利用してみて下さい!
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