東工大(科学大)機械系院試合格体験記(外部B日程)

こんにちは!今回は、私が東工大(科学大)工学院機械系の大学院試験B日程に外部受験をし、第一志望の研究室に合格した体験をシェアしたいと思います。受験を考えている方や、これから準備を始める方にとって、少しでも役立てれば嬉しいです。

受験準備

私は私立大学に通っており、4年になるまでは特にやりたいこともなかったのですが、学部時代に留年してしまい学費を多く払うことになってしまったので、学費が安く学校までの距離が近い東工大になんとなく行きたいなーと思っていました。

そのため、院試のモチベーションはあまり高くなく、直前になるまで勉強をしていませんでした。学習計画については、あまり参考にしない方がいいかもしれません。

学習計画

・英語

TOEICやTOEFLの試験が必要だったのですが、TOEICが最も簡単だと言われていたのでTOEICを受験しました。TOEICの勉強は3年の冬から始め、3月の試験を受けました。1回で高得点を取れるとは限らないので、もっと早く受験しておくべきだったかもしれません。

・専門科目(四力)

試験の2か月前くらいから勉強を始めました。学部時代の授業がオンラインだったため、基礎が身についていない状態からのスタートでした。5月に研究室訪問をした際、内部生たちがかなり勉強しているのを見て、もっと早めに始めるべきだったと感じました。

研究室訪問

機械系の研究室訪問は各研究室ごとに行っていますが、私の志望する研究室は見学についてホームページに載っていなかったので、メールで直接連絡しました。メールでの連絡が面倒で先延ばしにした結果、出願ギリギリになってしまい、第2志望以降の研究室は訪問しませんでした。

研究室見学では、研究内容や設備について聞き、雰囲気が良さそうだったのでその研究室を志望することに決めました。

出願

志望研究室は第10希望まで書くことができましたが、興味のある研究室があまりなかったため、第5希望までしか書かずに出願しました。

志望理由書は直前になってから書き始めました。志望理由や研究意義などを書きましたが、内部生に優秀な人がいてA日程は諦めていたので、かなり適当に書きました。1800字くらいでした。

試験対策

英語

単語は電車の中で覚えるようにしていました。1月ごろから学校の図書館で公式TOEIC L&R 問題集を借りて時間を計って解きました。が、5、6回分しかできませんでした。

800点を目標にしていたのですが、なぜか850点程度のスコアを獲得できました。私としてはこれが合否に大きく関わってきたと思っています。

専門科目(四力)

四力は四力・制御問題精選と過去問25年分くらいを解きました。教科書を読むのは眠くなってしまうので問題を解くことを中心に進めていきました。

6月は四力・制御問題精選を解きました。基礎ができてない自分には難しく、ほとんどすべての問題を答えを見ながら解きました。解き方が理解できない問題は大学の授業で使用した教科書を見たりしながら基礎から学習しました。NS方程式やサイクルなど覚えた方がよさそうなものは書き出してよく見返すようにしていました。

7月に入り過去問を解き始めました。最新5年分くらいは直前にやるために残しておいて、それ以外を新しいものから順に解いていきました。一応2001年くらいまで遡って解きました。一周目が終わった後は10年分くらい2種目を解きました。このころにはほぼすべての問題を自力で解くことができるようになっていました。

試験5日前からは残しておいた問題を当日の時間通りに解きました。それまでは生活リズムが夜型になっていたので、朝しっかりと起きて実際の試験時間(9:30-12:30)に合わせて過去問を解きました。午後は2周目で解けなかった問題をもう一度解いたりしていました。

面接

筆答試験が終わってずっとゲームしてました、、、面接の対策は特にしてません。

試験当日の過ごし方

筆答試験

とりあえず、すべての問題を解くことができました。見直しをしていると試験終了直前に間違いに気づきました。危なかったです。

試験が終わると内部生たちがめっちゃ易化したと騒いでいました。試験中は思っていたより解けて安心していたのですが、私は計算ミスを多くするのでそれを聞いてとても不安になりました。

試験5日後くらいに筆答試験の合格者が発表されました。

今回は専門科目が全体的に易化したので合否がTOEICの点数に大きく左右された気がします。

面接

開始から1時間くらい待たされました。電子機器は使えないので本などを持っていくことをお勧めします。

面接では事務的な質問はほとんどされず、頭で考えさせられるような質問がされました。てきとうに答えたらそれについてさらに質問され、うまく答えることができませんでした。(面接の対策はしても意味がない気がします)

今年は筆答試験合格者数が例年よりも多かった(150人程度)だったので面接で落ちたのではと合格発表までとても不安な日々を過ごしていました。

結果・まとめ

面接では思うように答えることができませんでしたが、結果的には第一志望の研究室に合格することができました。やはり、英語と四力の試験の結果でだいたい合否が決まったと思います。

1、2年生や3年前期でこの記事を読んでいる方はとりあえず英語の勉強をしておくことをお勧めします。今回のように易化して筆答試験で差がつかない場合や筆記でミスをしてしまったときの保険になります。

また、院試が近づいているのに院試の勉強をまだ始めていないかたでも、私が6月になってから院試の勉強を始めたように全然間に合います。あきらめずに頑張ってください。

あまり計画をもって院試対策を進めてこなかったので参考になるかはわかりませんが、この記事が皆様の合格に少しでも役立てれば幸いです。